大津市の「親子3代で楽しめるピアノ教室」講師、古矢純子です。
お正月、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
新年を迎え、「ピアノも頑張ろう!」と
気持ちを新たにされている生徒さんも多いことと思います。
今日は、そんな皆さまの「一番の相棒」である、
ピアノのお手入れと環境についてお話したいと思います。
ピアノにとっての「心地よい空間」
私の教室では、年間を通じて、できるだけ一日の温度差が少なくなるよう、
ほぼ一日中エアコンをつけて室温を一定に保っています。

なぜそこまで気を使うのか……。
それは、ピアノの弦が温度によって伸び縮みし、音が狂ってしまうからです。
また、湿気もピアノにとっては大敵。
繊細な木材や羊毛でできているピアノは、
実はとってもデリケートな「生き物」のような存在なのです。
ご家庭では難しいかもしれませんが、
「直射日光を避ける」「急激な温度変化に気をつける」といった
日々のちょっとした配慮の積み重ねが、
楽器を長持ちさせ、美しい音色を守ることに繋がります。
「道具」が育む、お子さまの感性
最近は、住宅事情もあり電子ピアノで学ばれる方も増えていますね。
アコースティックピアノ(本物のピアノ)が理想ではありますが、
今の電子ピアノの進化も素晴らしいものがあります。
ただ、一つだけ、大切なお願いがあります。
それは、「卓上に置けるキーボードとピアノは、全く別の楽器である」ということです。
ピアノを弾くとき、私たちは指先の繊細なタッチで音の表情を作ります。
鍵盤に「重み(アクション)」がないキーボードでは、
残念ながらその感覚を養うことができません。
スポーツに例えるなら、重さや跳ね返りが違う道具で練習するようなもので、
せっかくの努力が結果に結びつきにくくなってしまうのです。
「環境を整える」という一番のサポート
「すぐに辞めてしまうかもしれないから……」
「高価なものだから……」 と、楽器選びに迷われるお気持ちも、よく分かります。
ですが、練習する道具が整っていることは、
お子さまにとって「自分は応援されているんだ」という自信にも繋がります。
無理に高価なものを、とは申しません。
ただ、「最低でも88鍵あり、ピアノに近いタッチの電子ピアノ」を、
お家での練習のスタートラインにしていただけたらと願っています。
良い楽器は、耳を育て、心を育ててくれます。
新しい年、ぜひ一度、お家の練習環境を
「ピアノが喜ぶ場所かな?」と見直してみてくださいね。

























