講師の古矢純子(ふるやすみこ)です。
私が子ども時代を過ごした昭和30年代後半から40年代にかけては、日本はちょうど高度成長期に入った頃でした。子どもに習い事をさせる親が増えてきた時代で、自分は習えなかったピアノを娘には弾けるようになってほしいという母の願いも託され、私は近所のピアノ教室に通いはじめました。
練習が嫌になって、母に叱られたこともありましたが、中学、高校に進学してもピアノをやめずに続け、大学は一般大学に進みましたが大学在学中も音楽大学の教授に師事し、結婚後も先生がお亡くなりになるまでレッスンに通いました。
結婚し子どもが産まれ、下の子どもが幼稚園に入った頃、楽器店で小学生を中心にピアノ個人レッスンを担当するようになりました。同時に自宅でも近所の子どもさんを教え始めました。
楽器店では約20年間、趣味でピアノを楽しんでいる方、学校の合唱の伴奏を担当する方、コンクールに参加される方、高校の音楽科に進学する方など、いろいろな生徒さんを指導いたしました。
そうした日々を過ごしながらも「音大に通いたい」という夢は消えることがなく、49歳の時、長年憧れていたパイプオルガンを学ぶために音楽大学に社会人入学しました。
自分の娘よりも若い学生さんと一緒に学び、充実した学生生活を送りました。卒業後は専修生として1年残りましたので、合計5年間大学に通ったことになります。
大学修了後、シニアのピアノ初心者を対象とした指導法を学び、地域の公民館などで講座を開講し、新聞にも掲載されました。(京都新聞、中日新聞、朝日新聞それぞれの滋賀県版)
この経験を元に、「ピアノ歴55年の講師が教える親子3代で楽しめる古矢ピアノ教室」として2015年に自宅教室をリニューアル開講。現在は、4歳から80代のシニアの方までの様々な年代の方と、一緒にピアノを弾いて音楽を楽しみ、心豊かな時間を過ごしています。
子ども生徒さんと大人の生徒さん、それぞれのピアノ発表会では、自分で選んだ曲を心を込めて演奏されます。その一生懸命で清々しい姿には、いつも感動しています。
30年以上の指導を経て私が確信したのは、「ピアノは、上達の結果を楽しむのではなく、人生のプロセスに寄り添い続ける宝である」ということです。
古矢ピアノ教室の目標は、生徒の皆様の生涯を通じてピアノが心の支えになることです。私は、競争や技術のプレッシャーが、純粋な音楽の喜びを奪うことを知っています。だからこそ、その道を選びません。
演奏の上手下手は関係ありません。 ピアノに触れ、音楽を感じるその一瞬一瞬が、あなたの心を静かに満たし、生きる喜びになることを大切にします。
子どもたちには豊かな感性を、大人の方には心のウェルネスを、ピアノを通じて提供したいと願っています。古矢ピアノ教室は、あなたと音楽が生涯にわたって素晴らしい関係を築くための、温かい伴走者であり続けます。
2023年9月、AmazonKindleにて電子書籍を出版いたしました。
「人生を幸せに奏でる11のエッセンス」
~やらない理由を捨てて行動すれば、 チャンスってあるものです~
これまでの人生の歩みを綴っています。よろしかったらご覧下さい。
Lecturer
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