グランドピアノは、大きいというイメージがありますが、アップライトピアノに比べて大きいのは奥行きになります。
ピアノの鍵盤数が88で決まっていますから、幅は約150㎝で、グランドピアノもアップライトピアノもほとんど変わりません。
ヤマハの場合、最も小さいサイズのグランドピアノは、幅が149㎝、高さ101㎝、奥行き161㎝、重さ290㎏になります。アップライトピアノの奥行きが60㎝~68㎝くらいですから倍以上になりますね。
フルコンサートグランドピアノになりますと、奥行きが227㎝にもなります。まさに、ピアノの下に布団を敷いて寝られるサイズになりますね。
大きなピアノほど、弾いていて気持ちが良いです。
一般的に、大きなピアノ(奥行きの長いピアノ]のほうが、より豊かな良い音、響きがすると言われます。それは、大きなピアノになればなるほど、鍵盤の長さが長くとれるので、微妙なたわみが生まれ、それがタッチの違いとなり、演奏者にとって弾き心地の違いとなってきます。
また、大きなピアノほど、響板の面積も大きくなります。弦の長さは、高音部は大きなピアノも小さなピアノもほとんど変わりませんが、中音から低音域の弦の長さは、大きなピアノのなればなるほど長くとることができます。
大きなピアノほど豊かな低音を出し、その倍音も長い弦で響くわけですから、ダイナミックレンジが大きい、豊かな響きのピアノになります。これらの効果で、大きなピアノほど弾いて気持ちが良いことになります。
古矢ピアノ教室には、スタインウェイのフルコンサートサイズとヤマハのC7サイズの2台のグランドピアノがあります。初心者の方も、スタインウェイのグランドピアノを弾いていただけます。