ピアノの中をご覧になったことはありますか?
音が鳴る仕組みは、ご存知でしょうか?
まずは、ピアノの外側から見てみましょう。
それぞれ、名称がついていますね。
ペダルにも名前がついていて、それぞれ役割が違います。お家にあるピアノは、何本ペダルがついていますか?
それでは、ピアノの中は、どんな風になっているでしょうね?
中を覗いてみましょう。
普段、ピアノは黒い板に覆われていて、どのようにして音が鳴るのか、構造がどうなっているのか見ることはできません。
でも、調律師さんがピアノを調律に来られた時、蓋をあけ、前板をはずされて作業される際、中をご覧になったことがあるかもしれませんね。
次回、調律してもらわれる機会には、是非、ピアノの中を覗いてみてくださいね。
では、ピアノの音が鳴る仕組みはどのようになっているのでしょうか?
ピアノの中には、ピアノ線と呼ばれる弦がたくさん張られています。
この弦は、長さや太さが違っていて、長さや太さを変えることによって音の高さを変えています。
ピアノの鍵盤をたたくと、鍵盤につながったハンマーが動いて、それぞれのピアノ線をたたきます。そして、音が出るという仕組みになっています。
しかし、小さなハンマーで弦をたたくだけではあまり大きな音は出ません。そこで、大きな箱をかぶせて、その中の空気も一緒に震わせて共鳴させて、音を大きくしているのです。
音の出る仕組みは、グランドピアノとアップライトピアノも同じです。弦が横に張ってあるか、縦に張ってあるかが違います。
グランドピアノのアクション
アップライトピアノのアクション
電子ピアノは、このようなアコースティックなグランドピアノやアップライトピアノと全く違い、電気的に振動を作りだし、その電気振動でスピーカーを鳴らして音を出しています。
普段、何げなく弾いているピアノですが、その中はとても精巧にできています。
どのように音が鳴るのか、興味をもって弾いてみてくださいね。
きっと、それまでより耳をすませ、心を込めて、演奏できるようになると思いますよ。