今年も、夏休み恒例のソルフェージュ教室を開催いたしました。
小学生を対象としておりまして、今年は1年生と3年生が参加してくれました。
普段のピアノレッスンは個人レッスンですので、他のお友達と出会うことは入れ替えの時くらいで、滅多にありません。
他のお友達と一緒にワイワイ言いながら、楽しい時間を過ごしました。
まず、「音読み」の練習をしました。
ト音記号、ヘ音記号のいろいろな高さの音を正しく譜読みできるように、
「線の音譜」「間の音譜」を復習して、1年生と3年生の内容を変えたプリント課題をしました。
みんな、ハナマルをもらって、大喜びです。
次に、リズムの練習です。
音譜の長さを、全音符から2分音符、4分音符、8分音符とだんだん細かく分割して、
音譜の長さがきちんと決まっていることを再発見してくれました。
そして、2段のリズム譜をグループに分けてたたいたり、一人で右と左で違うリズムをたたきました。
ピアノでは、いつも右と左は、違う音とリズムを弾いていますよね。
いざ、ソルフェージュでリズムをたたくとなると、「あれ?」となってしまうのは、なぜでしょう?
なんとなく勘を頼りに、右左を合わせていただけかもしれませんね。
リズムがはっきりわかると、初めての曲も譜読みが楽にできるようになりますよ。
「音読み」と「リズム」を勉強したあとは、聴音をしました。
ピアノの音を聴いて、楽譜に書くのです。
ひとつひとつの音はわかっても、楽譜に書くのは意外に難しいですね。
ト音記号も書き方を確認します。
さらに、作曲にも挑戦しましたよ。
ドレミファソラシが1つずつ書いたペットボトルのふたを袋から選び、
選んだ音から始めた2小節の曲を作りました。♯や♭をいっぱいつけた人もいて、みんな個性溢れる曲ができました。
最後には、自分で自作曲を演奏してもらいました。
伴奏をつけてあげましたら、「そんなこともできるの~?」と大喜びしてくれましたよ。
ソルフェージュ教室では、お友だち同士が楽しく刺激しあったり、
3年生が1年生を助けて教えてあげたりと、普段のレッスンではできない経験をたくさんすることができました。
指導するほうも、普段のレッスンでは見られない、生徒さんのいろいろな表情を見ることができて、
興味深く、有意義なものとなりました。
時間が足りないくらい、盛りだくさんの内容でしたが、
「楽しかった~!!」「もっとやりたい!」と言う声を聞くことができて、うれしかったです。
ソルフェージュの力を高めて、音楽力をつけ、ますます素敵にピアノ演奏ができますように。