誰もが知っている「ねこふんじゃった」。ピアノで遊びながらお弾きなられた方も多いと思います。
この「ねこふんじゃった」は、誰が作曲したのでしょうか? そもそも、ピアノ曲でしょうか?
「ねこふんじゃった」は、作者不詳のピアノ曲
「ねこふんじゃった」は、作曲者不詳といわれています。発祥国もわからないようです。ピアノ独奏されることが多いですが、多くのアレンジやバリエーションもあります。
楽譜では、♯あるいは♭が6個もつく(変ト長調もしくは嬰ヘ長調)ため、とても難しそうに見えますが、実際に弾いてみるとわりに単純です。ピアノを習っていない人も、楽譜が読めなくても、少し練習すれば弾けてしまいます。覚えやすくてコミカルなメロディと知名度の高さから、大変親しまれていますね。
「ねこふんじゃった」は、世界各地で親しまれています。
日本では、NHKの『みんなのうた』で阪田寛夫が作った歌詞が使われ、広く歌われていますが、「ねこふんじゃった」は日本独自の曲名で、世界の国や地域ごとに様々な歌詞や曲名がつけられています。
♪ねこふんじゃった(日本) ♪ねこのマーチ(ブルガリア) ♪ねこの踊り(韓国)
♪子猫之舞 (台湾) ♪黒猫のダンス(ルーマニア) ♪猫のポルカ(フィンランド)
♪犬のワルツ(ロシア) ♪犬のポルカ(チリ)
♪蚤のワルツ(ドイツ、ベルギー) ♪ノミのマーチ(オランダ、ルクセンブルグ)
♪アヒルの子たち(キューバ) ♪三羽の子アヒル(キューバ)
♪ロバのマーチ(ハンガリー) ♪お猿さん(メキシコ)
♪豚のワルツ(スウェーデン) ♪トトトの歌(イギリス、アメリカ)
♪カツレツ(フランス) ♪チョコレート(スペイン)
♪公爵夫人(デンマーク) ♪三女の足(デンマーク)
♪道化師ポルカ(アルゼンチン) ♪追い出しポルカ(マジョルカ島)
♪箸 Chopsticks (イギリス、アメリカ、カナダ、ハンガリー)
♪黒のメロディー(ユーゴスラビア) ♪サーカスソング (イギリス、アメリカ、カナダ)
♪泥棒行進曲 (中国)
動物や食べ物など、とってもバラエティーに富んでいて面白いですね。
「蚤のワルツ」てどんな感じかなといろいろ想像しながら「ねこふんじゃった」を弾いてみると、ますますピアノが楽しくなりますよ。