ピアノは、楽器の王様と言われますね。
理由は、大きく5つあります。
1番目は、音域がとても広いことです。
ピアノの鍵盤は88鍵あるので、オーケストラのどんな楽器よりも高い音も低い音も出すことができます。
つまり、1人でオーケストラができるのです。
2番目は、音を伸ばしたり短く切ったり自由に操作ができることです。
ピアノの足元にある右側のペダルを踏んでから鍵盤を押すと、踏んでいる間だけ音が伸び、離すと音が切れます。
3番目は、音量を自由に変えられることです。
ピアノは、フェルトのついたハンマーで弦を叩いて音を出します。太鼓を叩く時の人間の腕や手首の動きをピアノのアクション(音を出すための仕組み)が再現し、太鼓を叩く感覚と同じように音量を自由に変えて演奏できるように作られているのです。
ピアノが鍵盤打楽器と言われるのもこのためです。
4番目は、たくさんの音を同時に鳴らすことができることです。
もし、鍵盤の数だけ指があれば、すべての音を同時に鳴らすことができるのです。
4手連弾(1台のピアノを二人で演奏)や、6手連弾(1台のピアノを三人で演奏)も楽しめます。
5番目は、独奏も合奏もできることです。
ピアノは、一人で演奏しても、歌や他の楽器と合奏しても楽しむことができます。
ピアノがメロディーも伴奏も両方できる楽器だからです。
このような理由で、ピアノは楽器の王様と呼ばれています。
一方、ピアノはとても身近な楽器です。
音を出すことだけなら、誰にでもできますね。
楽器の王様と仲良くなって、素敵な音楽を奏でていきたいですね。