今日は、今月初めに古矢ピアノ教室のホームページからお問い合わせくださった小学6年生の女の子さんが、お父様と体験レッスンにお越しくださいました。
土曜日か日曜日をご希望されましたので、月末になってしまいました。

これまで、ピアノを習ったことがないとのことでしたが、ベートヴェンのピアノソナタ「悲愴」の2楽章を弾いてくださいました。

とっても自然な手のフォームで、丁寧に弾かれました。
何より、ピアノを弾くのが好き!という気持ちが溢れていました。

なんと、お父様もピアノを弾かれるということで、スタインウェイのピアノをご紹介しましたら、シューベルトの「楽興の時」を弾いてくださいました。

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また、教室にあるオルガンにも興味を持って下さり、私も少しオルガンを弾いてご紹介しました。

古矢ピアノ教室が目指している 生涯、音楽を楽しんでいくことを実現されていて、体験レッスンというより、ご一緒にピアノやオルガンで楽しい時間を過ごしました。

早速、11月からご入会くださることになりました。このように、ホームページをご覧下さり、お問い合わせいただき、ご入会してくださることに、大変有難く、心より感謝申し上げます。

これまでは、同じ校区から古矢ピアノ教室にお越し下さることしか想定していませんでしたが、もう少し遠いところからもお越し下さることが可能であることを再認識いたしました。

皆様が音楽を心より楽しんで下さり、生涯、楽しんでいって下さることを切に願い、今後も充実したレッスンをしていかなければ!と思っています。

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アップライトピアノの購入をご検討される時、やはり大きさが気になるところですね。アップライトとはいえ、小さくはありませんから、お部屋に置くとどうなるかサイズを知っておくことは大切です。

ピアノの鍵盤は、88鍵ありますから、横幅はグランドピアノのもアップライトピアノもほとんど変わりません。メーカーや機種によって若干の差はありますが、約150㎝あります。

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アップライトピアノの場合、機種による違いは高さです。

ヤマハの場合、最も低いのが112cmです。次が121㎝、131㎝のサイズになります。

高さが112㎝のアップライトピアノは、幅が149㎝、奥行き53㎝、重さは204㎏とコンパクトです。

121㎝のピアノは、奥行きが60㎝~64㎝、重さが210~230㎏です。

131㎝のピアノは、奥行きが64㎝~68㎝、重さが235~275㎏と全体にも少し大きくなります。

 

この高さの違いは、ピアノの中に張られている弦の長さの違いになってきます。同じ音でも鍵盤を押してハンマーで弦をたたいた時、弦が長いほうがたくさん振動します。1つの弦の振動によっておこる他の弦の共鳴も、おこりやすくなります。よって、弦の長いピアノのほうが豊かな響きがするということになります。

さらに、アコースティックなピアノにも音を小さくしたり消すことができる機能の付いたサイレントピアノもあります。

お部屋の大きさや環境、ご予算などをお考えになり、お選びになるのが良いと思います。

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木製手作りのピアノ教室看板です。

古矢ピアノ教室では、自宅の玄関横にピアノの形の手作り木製看板をつけています。

以前は、プラスチック板に「古矢ピアノ教室」と書いたシンプルなものでした。長年、外にかけていましたので、色あせが目立ってきました。今年6月に思い切って架け替えました。

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この看板、なかなかの好評で、皆様、鍵盤をさわったり、押してみたりされます。
鍵盤を押しても音が鳴らないのはわかるけど、さわってみたくなるそうです。

こちらの看板は、インターネットで見つけた大阪の手作り家具の専門店 poaceaeさんにお願いして作っていただきました。poaceaeさんのホームページで当教室の看板製作の様子をご紹介くださっています。こちらです。

poaceaeさんとは何度もメールでやりとりし、ここに、こんな文字を入れたいという希望を全て叶えてくだいました。
何度も、製作途中の写真も送ってくださいましたので、安心してお願いできました。宅急便で看板が送られてきた時は、とても嬉しかったです。

私自身もとっても気に入っています。看板を見るたび、今日も皆様に音楽を楽しんでいただけるように頑張っていこうと思います。
よろしかったら、看板を見がてら、お気軽に教室にお越しください。

 

 

今日は、年長さんのAくんがレッスンに来てくれました。
「ぴあのどりーむ4」と「オルガン・ピアノの本2」を練習しています。

「ぴあのどりーむ」では、新しい曲に進み、右のメロディー,、左の伴奏がどうなっているか、
どんな音が使われているか調べてもらいました。同じところ、違うところを探します。

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自分で、ピアノ曲の構成を調べました。

3段ある曲ですが、1段目と3段目が右も左も同じで、2段目は全然違うこと、そして、2段目の4小節が2小節ずつ音が同じで、大きさが違うことがわかりました。

Aくんが叫びました。
「サンドイッチになっているね!」

1段目と3段目がパンで、2段目がハムや玉子、野菜だそうです。
A-B-Aの3部形式になっていることを見つけてくれました。

いつも、いろんな発見をしてくれて、こちらも楽しませてもらっています。
これからも、いろいろな曲を弾いて、たくさんの発見をしていってほしいです。

ピアノテキストを進むだけでなく、ソルフェージュで音楽の基礎を身につけます。

そのほか、ソルフェージュでは、両手が違うリズムたたきを「1.2.3」拍を数えながらたたきました。また、音読みをしてメロディーを歌う練習も、音の高さをつけてきれいに歌えました。

レッスンでは曲を弾いて、テキストを進むことだけでなく、音楽の基礎作りのために、音を読むこと、リズムをたたくことやメロディーを歌うことも大切にしています。

 

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音律という言葉をお聞きになられたことがあるでしょうか?

音律とは、音楽の相対的な音の高さの関係を一定の方法によって整理したもので、西洋音楽の平均律、中国や日本の十二律などがあります。

「平均律」という言葉は、一般に、ピアノは平均律で調律されていますので、お聞きになられたことがあると思います。平均律とは、1オクターヴなどの音程を均等な周波数比で分割した音律です。

ダウンロード (30)J.S.バッハの作品で、平均律クラヴィーア曲集というものがあります。第1巻と第2巻があり、それぞれ24の調の前奏曲とフーガでできています。

ドイツ語では、Das Wohltemperierte Klavier
英語では、The Well-tempered Keyboard となります。

しかし、これは、「良く調整されたクラヴィーア」 という意味で、決して、平均律 Equal temmperament ではありません。

 

なぜ、「良く調整されたクラーヴィア」と名付けられたのか、少し、音律の歴史を調べてみました。

 

ギリシアの数学者ピタゴラスが考案した「ピタゴラス音律」は、5度を基準にして作られたため、
3度は純正音律より広いものになっていました。

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合唱や弦楽器では、微調節することで各調性を演奏することが可能であったことが、鍵盤楽器であるチェンバロやオルガンの登場で、オクターブを12音に固定する課題がおきました。

そこで、考えられたのが、ミーントーン(中全音律)です。ミーントーンは、限られた調にしか転調はできませんでしたが、調性の性格が明確にできました。

バッハ、パッヘルベル、フレスコバルディなど、ほとんどのバロックの作曲家は、このミーントーンを使っていました。しかし、転調が限られた調にしかできず、それを超えると大変不快な響きがおこりました。

そこで、ヴェルクマイスターやキルンベルガーという数学者により、いくつかの音律が提案されました。バッハは、この新しい音律によって調律されたクラヴィーアで演奏されることを考えて、「良く調整されたクラヴィーア」と名付けたのです。

24の調の調性が際立ち、それぞれの響きが美しいこと、それも楽器1台で表現できることを示したかったのではないかと思います。

ハイドン、モーツアルト、ベートーヴェンなどの古典派の作曲家も、ヴェルクマイスター音律か、キルンベルガー音律を使って作曲していました。

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私たちは、平均律で調律されたピアノを当たり前のように弾いています。音律のことは、ほとんど考えないかもしれません。

たまには、その歴史や音律の違いによる響きの違いなどに、思いをはせてみるのもよいのではないでしょうか?

古矢ピアノ教室には、スタインウェイのフルコンサートサイズとヤマハのC7サイズの2台のグランドピアノがあります。

スタインウェイは、ベーゼンドルファー、ベヒシュタインと並ぶ世界の3大ピアノメーカーの1つです。世界最高峰の技術を駆使して作られているピアノの名器です。日本のほとんどの本格的コンサートホールには、スタインウェイのピアノが設置されています。

古矢ピアノ教室では、初心者でもスタインウェイのピアノを弾いていただけます。

その深くて温かみのある素晴らしいピアノを、当ピアノ教室では、初心者の方も気軽に弾いていただけます。

小学3年生の元気な男の子さんが「メリーさんのひつじ」を弾きました。

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力を入れなくても、なんか、音が良く響く感じがする。
スラーがつながっているか、切れているかがよくわかる。 
と感想を言ってくれました。

どんな初心者の方も、良いピアノで弾くと、それまで以上に自分の出す音に耳をすませて聴くようになります。そうしますと、無頓着にピアノの鍵盤をたたくようには弾きません。どんなふうに弾いたらきれいな音が聴こえるか、弾き方を変えると音がどのように変わるか、聴きながら考えながら丁寧に弾くようになります。

それが、音楽の世界を作り、味わうことになるのです。

是非、スタインウェイのピアノを弾いて、その豊かな響きを体験されてみてください。

手作りの古矢ピアノ教室のご案内リーフレットです。

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これまで、古矢ピアノ教室のご案内は、A4の普通の紙にレッスン回数、レッスン料やお願いしたいこと等を書いてお渡ししていました。

ホームページもできましたし、体験レッスンにお越しの皆様に、もう少しきちんとしたものをお渡ししたいと思い、「ピアノの先生のためのイラスト集」を使い、新たに教室ご案内をパソコンで作ってみました。

紙も少し厚めにして、印刷しました。

 

 

 

 

中を開くとこんな感じです。古矢ピアノ教室のご案内、講師プロフィール、レッスンコースなどをご案内しています。

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裏表紙は、生徒さんからいただきましたお声や教室看板を載せています。

 

 

 

 

 

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大人の方へのご案内は、イラストではなく、こちらの表紙です。中のページは、子どもさん向けと同じ内容になっています。

 

 

 

 

 

ピアノ教室ご案内は、体験レッスンにお申し込みの方にお渡ししています。

内容は、教室ホームページに掲載していることと変わりはありませんが、紙媒体で教室ご案内をお渡ししますと、ご家族でゆっくりピアノ教室をご検討いただきやすいかと思います。

芸術の秋です。
心にも脳にも、いいことがたくさんあるピアノを弾きにいらっしゃいませんか?

この古矢ピアノ教室のホームページは、8月下旬にできたのですが、9月の終わりに「ピアノ教室のホームページを見ました。体験レッスンを受けたいです。」とお電話をいただきました。

10月はじめに、ピアノ体験レッスンにお越しくださいました。

とってもしっかりした年長さんの女の子さんで、初めてなのに、きちんとご挨拶もできました。

指番号も、リズムたたきも、ピアノ鍵盤のドの場所さがしも、しっかりできて、楽しく体験レッスンを受けていただきました。

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お母様からは、他のお教室も体験レッスンをお受けになるご予定とお聞きしていました。

ご自宅から古矢ピアノ教室までは、歩いて通えない距離です。
お母様が車で送迎していただかないといけません。

お母様の送迎が不要な近い教室に行かれるかも、と少々不安に思いつつ、
お返事をお待ちしていました。

古矢先生の体験レッスンが一番楽しかったです。

「他のピアノ教室の体験レッスンも受けまして、検討させていただきました。古矢先生の体験レッスンが一番楽しかった!と娘も言いますので、来月から入会したいです。よろしくお願いします。」と、お母様からお電話をいただきました。

数あるピアノ教室から、こちらの教室をお選びいただき、本当にありがとうございます。来春から小学校に入学されることを考えて、レッスンの時間をお取りすることができました。

これから、ご一緒に、ピアノライフを楽しんでまいりましょう。そして、心にたくさん花を咲かせてほしいと心より願っています。

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古矢ピアノ教室には、2台のグランドピアノがあります。

そのうちの、1台はスタインウェイのフルコンサートサイズのピアノです。

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左側のピアノがスタインウェイ、右側がヤマハC7です。
このスタインウエイピアノは、製品番号が334195。1951年製です。
この製品番号は、スタインウェイが1856年からピアノを製造して以来の通し番号になります。

1951年製ということは、64歳のピアノになりますね。
新しいピアノではないのですが、手作りを大切にしていた職人さんが
多く活躍していた時代のスタインウェイピアノです。

スタインウェイピアノは、ハンブルクで製造されたものとニューヨークで製造されたものがありますが、このピアノはハンブルク製造です。

ちなみに、日本にあるスタインウェイピアノのほとんどが、輸入元のルートの関係で、ハンブルク製造のピアノです。

このピアノは、ロンドンの放送局で使われていたものをお世話になっています調律師さんが購入され、
弦やハンマーなどをオーバーホールし、丁寧に調整、調律、整音されていました。

そのピアノが古矢ピアノ教室にやってきたのは、2006年4月。

クレーンを使ってピアノ搬入。

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家の階段から運び上げることは不可能でしたので、クレーンで吊り上げての搬入です。

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クレーンでの搬入、成功!

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足をつけていただき、ピアノが入りました。

古矢ピアノ教室では、どなたもこのスタインウェイのグランドピアノを弾いていただけます。
はじめは、いつも弾きなれているピアノのタッチとの違いに戸惑われますが、
少し慣れられますと、皆様、その深く豊かな響きに驚かれ、ニコニコ笑顔になられます。

皆様、どうぞ弾きにいらしてくださいね。

 

初めてでも、両手で「よろこびのうた」をお弾きになりました。

65歳の男性の初めてのレッスン。
ピアノは、全く初めてでらっしゃいますので、指番号からお伝えしました。
ドの場所は、おわかりですので、右手は指番号を見ながらスムーズに演奏されました。

左は、1本指の伴奏ですので、片手では大丈夫。
初めての方は、皆様そうであるように、両手になると、楽譜を見ながら、
次々に両方の指を動かすのは、ちょっと大変そうでしたが、頑張ってくださいました。

人生で初めてピアノを両手でお弾きになり、笑顔いっぱいに、
「これは、本当に、脳の活性化になりますね!
ボケ防止になると聞いていましたが、本当ですね!」
とおっしゃってくださいました。

きっと、お家で一生懸命に練習されることでしょう。

様々な研究で、楽器の演奏により、聴覚、記憶、手の動きをつかさどる脳の部位の活性度が高まることがわかっています。特に、ピアノは誰でもがすぐに音を出すことができるうえ、指のバラバラ運動が脳の活性化に繋がります。

また、ピアノを演奏することは、音楽を自ら紡ぎだすことになり、心豊かな充実した時間を過ごすことができます。

楽器演奏は、大人の方にとっても、いいことが本当にたくさんです。

この方も、いろいろご趣味がおありのようですが、人生最後の趣味としてピアノを始められます。
たくさんの想いがこもった音楽が奏でられますように、お手伝いさせていただきます。

ご一緒に音楽を楽しんでいってくださることをとてもうれしく思います。

 

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